catejina
easy traveler 9
harajuku

6/13(tue)12:30-20:30
6/14(wed)12:30-20:30
6/15(thu)12:30-20:30
6/16(fri)12:30-20:30
6/17(sat)12:30-20:30
6/18(sun)12:30-19:00

kitgallery
東京都渋谷区神宮前2-31-3 宝栄ビル2F-A

catejina
096-240-5278
catejina.hnc@gmail.com
www.catejina.net

約14年生活していた東京を離れ、正確には多摩川を渡って神奈川と東京の県境の神奈川エリアの登戸を離れ、熊本に居を移して、はや4ヶ月が過ぎ、割と毎日何かしらあって退屈はしていないのだけれども、田舎は大変でしょうとか、生活するお金は大丈夫なのか？とかそういったことを言われる機会が増えたことにやや辟易する。

もともとパーティーに殺されるほどパーティーに顔を出してもいなかったけれど、今日は行ってみたいなーという時に行けないのは少し寂しかったり。
遊びたい人と遊べなかったり。
無理やり不満点を挙げたらそれはきりが無いのだけれども。
東京にいた頃だって勿論不満が無かったわけでは無く、むしろ不安を核に劣等感の鎧を纏い街を歩いているような、しかもフルアーマー、バーサル、もしくはスペリオルくらいの。
結局どこに住むというよりも自分の性分のせいだろうと半ばその点に関しては早々と諦めている。

ただ熊本に引っ越して、新しい友達が出来る機会も嫌が応無く増えるわけで、結局気があう仲間と、打ち合わせという免罪符を盾に飲み明かすのだ。

どこに行ってもそんな性分、坊ちゃんで行ったら3階から飛び降りる理由。

そもそもそんな斜に構えすぎて立て板に水くらいの角度になったのは何故だろうと振り返った時に、運動音痴という理由はすごく自分自身で腑に落ちる。

生まれつき足の小指が短く地面につかないので踏ん張りが効かないからスポーツが苦手なのでは？
と常々両親に言われて育ち、悔しくて足の小指と薬指を輪ゴムで巻いて寝る夜もあった。
朝起きると小指が地面に！という事は勿論無くて外れた輪ゴムがどこに行ったのかもわからず、
というよりも輪ゴムを着けた事すら忘れて今日のわんこを見ながら朝食の味噌汁をすするのだ。
32年間足の小指が地球の大地を踏みしめる事は無く、あんなの飾りですよ。お偉いさんにはそこが。。。というセリフに寄り添って生きて来た。

運動音痴の割にサッカーを小3から高3まで続けた事は甚だ不思議だけれども、世はJリーグ開幕元年。サッカーに興味が無い子供の方が少なかった。

サッカー部の初日に母親が選んでくれた、メーカー不明のスパイクを友達にバカにされ、悔しくてたまらなかったのだけれども、スパイクの底が削れるまで新しい物を買って貰えなかったので、自転車のサドルを手で回して後輪を回転させて鑢の要領でスパイクのイボを削っていた事を今でもはっきり覚えている。
毎日のグラウンドでは無く、せっせとタイヤで削られたメーカー不明のスパイクを親に見せ、プーマのスパイクを買ってもらった時には達成感すらあった。

そんな僕は勿論九年間レギュラーになる事は無かった。球拾いトレセンなどと自称しおどけていた。
心で泣きながらということも無く。スパイクのイボが削れて新しいスパイクを買ってもらえる事と、部活で友達と会うのが楽しくて毎日休まず練習を続けた。当時可愛いマネージャーの彼女も出来て、全部
サッカーのおかげです！

長くなったが、サッカー好きか？って効かれたら、あの場面ではハイ！と気を使って答えるくらいには好きなのだ。

そのくらいの思い入れで。
サッカーのユニフォームを使用したアロハシャツと言う言葉にしたら全く何なのかわからない物をメインにして、catejinaの展示会を行います！

五本木のトレントウノと熊本の古着のデパートと西海岸、五番街に感謝を込めて。
タイムリープしてもきっと僕はサッカー部！可愛いマネージャーの彼女もできるしさ！

この文章は洋服の展示会のお知らせです！

catejina
告鍬 陽介