Lira Wap Solo exhibition "BOOTLEG BUT REAL"

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Lira Wap Solo exhibition
"BOOTLEG BUT REAL"

5/26(月)〜6/1(日)12:00〜20:00

デジタル世界で偶発的に生じるグリッチやバグの現象を、アナログのコラージュによって再現することを試みている。
幼少期、ノイズの混じったテレビ画面や、バグが起きたゲームの映像を前に、説明できない高揚を覚えた。
秩序が崩れ、画面が歪み、想定外の像が立ち上がる----その瞬間に、美的な緊張と興奮を感じた。

作品は、その感覚を紙という物質に定着させる試みである。
西洋絵画の複製や現代の写真、フィギュアや人物像など、既に誰かの手によって生まれたイメージを切り取り、解体し、再構築する。
デジタルの誤作動が一時的な現象であるのに対し、Liraの手による"アナログのバグ"は、意志をもって固定化された痕跡として存在する。

制作には「解像度の本質」というテーマが通底している。
高解像度はしばしば"正確さ"や"価値"の象徴として扱われるが、あえて粗く劣化したコピーや低解像度の素材を選ぶ。
近づけばノイズの集積でしかないものも、離れれば像として立ち上がる。

整いすぎた美しさよりも、ノイズやズレ、歪みの中にこそリアリティを見出す。
破壊と生成、偶然と意図、虚構と現実----そのあわいに立ち現れる像は、
"完璧ではないこと"の中に潜む真実を語りかけてくる。